fuchigraphy’s blog ~毎日は発見にあふれてる~

気ままにカメラを向けた日常を気ままに記録するページです

崎津集落

2020.12.25(金)

全世界的にクリスマスで湧いているものかと思えば、昨今は「イヴ」にイベントするようで、なんだか私の世間ずれも世界的なものになってきたのかと胸を張っているところでありますが、調べますと、キリスト教の”協会暦”によれば1日の始まりは日没後からなので、クリスマスは「12月24日の日没後〜12月25日の日没前」ということらしく、クリスマスイブの”イブ”は「evening(夕方)」の略だった、というような話もあるようで・・・つまり、本来は「クリスマスの夕方」という意味らしいですな。 まぁ単に”eve”だと”前夜・直前”のような意味として捉えがちなので、ややこしくなったのでしょう。 まぁ、そんなことはどうでも宜しいことで、本日は、『たまの平日、欲望に駆られて駆け足で回った天草探訪その第二段』ということで「崎津集落」編をお送りいたします。

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さぁ着きました、思いを馳せていた崎津です。 すでに、暮らしの中に溶け込んでいる”教会”がイメージ先行タイプの私の思考回路と合致してしまい、どうにもこうにもワナワナ感が止められずにいます。

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海上マリア像

今日は、マニュアルレンズを詰め込み過ぎて100-400mmは持ってこなかったのですが、好天の夕方、マリア像の向こうに沈む夕日と共にここからの眺めを収めたくなるのは誰しも抑えきれない想いではないでしょうか。

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崎津教会

横画面のパソコンで見ればスクロール必至、でも、スマホで見ればドンと1枚大きく主張・・・縦の構図となれば使い勝手は難しいのかも知れませんが、四の五の言わず単に私は「縦構図が好き」、そして、「ACROS(※)が好き」

※ACROS:富士フィルムのデジタルカメラに搭載された”フィルムシミュレーション”のひとつで、超微粒子で知られる白黒フィルム「ACROS」の名を冠した表現技術。より滑らかな階調、引き締まった黒、美しい質感再現が特徴。一般的な白黒モードとは一線を画する超高画質な黒白写真表現が可能 (参照:富士フィルム デジタルカメラ Q&A回答 アクロスのフィルムシミュレーションの特長は?)

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にゃー

「牛深ハイヤ大橋」のライトアップを撮った後でまた来るぞ!!と心の中で固く誓っていたので、明るいうちは”ロケハン”的に歩き回っていますと、何やら湯島で聞いたような声が・・・・・・あらま~そがんトコで置物のように日向ぼっこしよらしたね~🐈

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サギとネコ

この猫のあと、2匹が同じように飛び下りては何処かへ消えて行きます・・・中望遠の圧縮効果のためサギとネコとの距離感が分かりにくいかも知れませんが、それにしてもまるで”我関せず”・・・ビジターである私に構わず崎津の日常があるのと同じで、サギにもネコにも互いに慣れた関係、というか干渉の無い間柄が私の目の前で当たり前に始まり、そして過ぎてゆきます。

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共生

歴史として紐解けばたくさんの事が知識として入って来ることでしょうが、この場に行かなければ感じられない事もあります。 日本の伝統である”神”と西洋からやって来た”神”がいて、相殺することなく人々の心の中に住み続けたというのは、もしかしたら”八百万(やおよろず)の神”を奉ってきた日本人だからこその性根に由来することかも知れないなぁ・・・と、四国を一周した折に”寺”と”神社”が同じ境内に祀られていたり、境内にキリシタン灯篭がある札所があったことを思い返したりしました。

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海月

「和」と「洋」の宗教や文化、それらが入り混じってしまえば濃くも薄くもある一定の色彩になろうかと思いますが、ちゃんと両方が成り立っている・・・。 この中央で割った明と暗のカットは、そのそれぞれが崩れず崩されずそしてこの海月のように右も左も関係なく自由に行ったり来たりする・・・そんなイメージで撮りました。

先日、天草宝島国際交流会館ポルトで開催されている杉本聖樹写真展「ぶらり天草」を鑑賞に行ってまいりましたが、会ったこともない知らない人が撮ったテーマについて妄想するのは楽しいものですが、私のように誰かのために撮っているワケでなく「伝えようという気持ちはない」場合もあり、だからこそ「好きなように見たらいいんです」と仰った室蘭市のアーティスト「森田哲隆氏」の言葉が思い出されます。

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名物

”名物”となれば、手を出さないワケにはまいりません。 この色合いを出すために工夫を重ねているようにも聞きますが、「崎津に来ないと食べられない」といった”レア感”が大好きなので、再訪の折にはまた食さぬワケにはまいりませんな。 あ、因みに、この日の私の昼メシとしてありがたくいただきました(笑)

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カケ

狭隘な地積に身を寄せ合うように並ぶ家屋の間をすり抜ける「トウヤ」、そしてこの限られた土地を効率よく活用するための「カケ」は現在も船の係留や干物干しなどに使われていましたが、先の台風で被害があったとも聞きます・・・生活に密接した”木のテラス”があるこの景観が、この先も続くのを祈らずにいられません。

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静夜

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キランキラン✨

さて、今日のために崎津へ向かったり記事を引っ張ったワケじゃありませんが、”思い付き”は時として”必然”へと導かれることもあり、やはり「思い立ったが吉日」的な生き方は間違いではなさそうですので、軽度認知症を改善するという事が研究で判明したらしい「デュアル・タスク」(「ながら動作」に代表される”二重課題”のことですね)を取り入れつつ「あれま、思い立った事はなんじゃったろー」とならないように努めてまいろうかと思うところです。

さて、来週の今日は「2021年」になったばかりの新年ホヤホヤの日ですね。

上天草に移住し、「上天草市地域おこし協力隊」として委嘱いただいてからあっという間に3か月という時間が過ぎようとしていますが、令和3年はどんな年にできるのか・・・これまでどおり”大いなる愛と夢”を胸にまた歩いてみようと思います。

・・・って

それ31日に書くヤツ━━(。A。)━━ii