fuchigraphy’s blog ~毎日は発見にあふれてる~

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鹿児島・宮崎ツアー(前編)~本土最南端の地「佐多岬」へ~

2022.8.29(月)
小学生だったか中学生だったかの頃に家族で旅行に行ったのは覚えているものの、虫歯の痛みだけが記憶の真ん中にどっかり鎮座しているせいで日南海岸の美しさも鬼の洗濯板の荒々しさも名物の味も記憶には無いため感覚的には「初めて」となる鹿児島・宮崎へ、「企画=妻」、「運転=私」といういつもの明確な分業により8月20~21日で弾丸ツアーしてまいりました🚀

おぉーーー😲桜島だ~🌋
とりあえず休憩しようと偶然立ち寄った「国分キャンプ海水浴場」からモクモクと噴煙を上げる活火山「桜島」を望んだ途端、鹿児島に来た感にドップリ(笑)

桜島をぐるりと周回するため、次に向かいましたのは「道の駅 たるみず」
隣接の「湯っ足り館(ゆったりかん)」では、桜島を眺めながら入浴することもできるそうですが、屋外にある足湯に浸かりながら眺望を楽しむというのもいいカンジ👍

案内看板によれば「1914年(大正3年)1月12日、午前10時5分、西桜島赤水上が黒煙を突き上げ、10分後には東桜島黒神の鍋山が大音響とともに爆発。黒煙は上空7,000に達し、全島を覆いつくしました。間断なく轟く爆発音と火山雷、降り注ぐ噴石の雨、更に翌13日には溶岩の流出が始まり、30億トンの火の波が瀬戸海峡を横断、桜島と大隅半島を陸続きにしてしまったのです。ここ黒神でも全戸687戸が火山灰に埋没しました。
高さ3mの腹五社神社の鳥居は、笠木だけ残して辛うじて見えていましたが、時の村長野添八百蔵は、爆発の猛威を後世に伝えるため発掘の中止を指示。そのままの形をとどめることになりました。」とありました「黒神埋没鳥居」がこれ。

宇土市の粟島神社には腹這いになって潜ることで有名な背の低い鳥居がありますが、腹五社神社の鳥居も飛び越えられるほどの低さ。「火山灰が降ったせいで昔はこの辺まで埋まっていたんだよ。」と説かずとも、目の前にある事実の方が説得力があるのは、英断のお陰様ですね。

「黒神埋没鳥居」から少し進んだ「第一黒神橋」からの眺望
島には、上流から流れてくる土石流を抑制する砂防堰堤や床固工のほか、土石流を安全に海まで導く導流堤が設けられています。(参考:国土交通省 大隅河川国道事務所HP)

噴火で流れ出た溶岩によって陸続きとなった側から島へと渡り反対側まで来ました。くねくねと山道を走り標高373mにある「湯之平展望所」まで上がると、山にぐっと近付いた感があります。

せっかくですので「有村溶岩展望所」にも立ち寄ってみました。
他の展望所からの眺望とは異なり、巨大な黒い塊りが目の前にゴロゴロしているなかを歩くため圧倒的な自然の力を感じることができます。
また、遊歩道や階段には黒い小さな砂状の堆積物があり、これが火山灰か~とシミジミ眺めつつ歩いていましたが、粒子が細かいため滑ってしまいそうで油断大敵

「あ、そろそろ進まないと!」という事で、まだまだ満喫したいキモチを抑えて本土最南端の地「佐多岬」を目指し出発🚙💨

・・・のはずが、ちょいと寄り道

自宅の近所をジョギングしていてバナナの木を見かけたことはありましたが、こんなに“たわわ”に実っているのを見るのは初めて🍌
若いバナナの深い緑と荒平天神の鳥居の赤、なんとも素敵なコントラスト👍

というワケで、桜島を一周した後、気になるポイントを横目にスルーを重ねて歩みを進めてまいりましたが、ここは「気になるレベル」がマックスだったので迷わず立ち寄り。

距離は短いながら、拝殿に上がるのにロープ場があるヤツ。
この天神島と本土をつなぐ砂洲一帯は海水浴場になっているようですが、地元の方が遊びに来るような雰囲気でガヤガヤとした喧噪もなく、のんびりするには最適な場所だと思います。

ということで、初日の目的地になかなか着かないのですが、目がショボショボして来たので後編へと引っ張ることにしまーーーす👓