fuchigraphy’s blog ~毎日は発見にあふれてる~

気ままにカメラを向けた日常を気ままに記録するページです

スナップ散歩 (YASHICA YASHINON DX AUTO 50mm F1.4)

2021.8.21(土)

今日は、前からやってみたかった「夕方スナップ散歩」をしてまいりました📷
風に揺れるススキや水を湛えた田んぼに“お宮“を眺めながら裏通りなどジョギングでは巡っておりましたが、カメラを構えたというのは春に「100万本の菜の花園」へハイシーズンを過ぎてから撮りに行ったくらいのもの・・・。
で、せっかくの思い付きの散歩は「単焦点」1本で楽しもう!というワケで、深い深いマニュアルレンズの沼に嵌るキッカケになった「YASHICA YASHINON DX AUTO 50mm F1.4」が防湿庫から久しぶりに出場です。

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ISO800、SS1/4000、ACROS+R

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ISO800、SS1/8000、ACROS+R

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ISO800、SS1/4700、ACROS+R

一般的に言う「モノクロ」は、富士フィルムの場合「アクロス(ACROS)」というフィルムシミュレーションになるのですが、これは更に「Ye/R/G」のフィルターをシミュレートできるので、紫系を濃くしたり緑系を深くしたり、または人物撮影時には肌色系を強くしたりなど、単なる「白黒写真」ではなく対象に適切な諧調が設定できるという次第で、拘り具合がもう病的です(笑)

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ISO800、SS1/1900、Classic Chrome

続いては“カラー”になりますが、ただのカラーではありません・・・こちらも“マゼンタ(赤紫色)”に頼らないで色彩を表現するという病的なヤツです。
と言いましても、FUJIFILM X-T3に搭載されたフィルムシミュレーションのうちこの「クラシック・クローム(Classic Chrome)」は、「=(イコール)富士フイルム」というくらいFUJIFILMのデジタルカメラの表現力の代表格だと称され、特に本日のようなマニュアルレンズとの相性はさらに抜群で、思った以上の雰囲気を醸し出してくれる頼もしいコンビだとつくづく思います。 

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ISO800、SS1/3800、Classic Chrome

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ISO800、SS1/640、Classic Chrome

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ISO3200、SS1/210、Classic Chrome

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ISO800、SS1/56、Advanced Filter +R

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ISO3200、SS1/300、Classic Chrome

近所には“お宮”が多いんです。 合津多目的集会所の横には「金毘羅宮」、市社協本所の近くには「清正公大神・生目八幡大神」が祀られるお宮や「天満宮」があります。 また今回のコース外ですが、すぐ近くには「合津神社」や「粟嶋神社」もあり、いろんな神様が手を差し伸べてくれそうで心強い地区ですね⛩

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ISO3200、SS1/400、Classic Chrome

この「F1.4」という大口径の恩恵は、手振れ補正機能の無いX-T3であっても「ISO3200、SS1/400」という設定で十分に撮ることができる、ということ。
さらに今回は「Lens Turbo Ⅱ」という“フォーカルレデューサーアダプター”(※1)を使用しているので、F値が1段明るくなっているということも手伝っての安定感にはなりますが、そうは言ってもマニュアルじゃなくてオートフォーカス(AF)で撮りたいんだけど、となれば、「50mm、F1.4」相当だとフジ純正なら「XF50mmF2 R WR」は4万円ちょい、「XF56mmF1.2 R」は9万円くらい、昨年発売の「XF50mmF1.0 R WR」になると16万円超・・・メチャお高いことになります💴
でも「YASHICA YASHINON DX AUTO 50mm F1.4」は、中古カメラ店のワゴンセールで“訳アリ品”として4,000円で入手できました😅ワケアリーーー
手にした途端、ずっしりとした重さとグリスが固まったピントリングの重さに魅了され衝動買いしてしまいましたが、インターネットのお陰で完全分解からグリスアップして組み立てまで出来て未だにこうして活躍していますし、私を“レンズ沼”に突き落とし引き摺りこんだ第1号という意味でも私にとっては「価格以上」の存在です。
また、“マニュアル”でピントを合わせることの難しさを除けば、というか、私は「マニュアルレンズは絞り開放」で撮るスタイルなのですが、薄いピントを探して合焦させる“楽しさ”を知ってしまえばそれは“難しさ”に優るワケで、「撮る」というプロセスを楽しむのならマニュアルレンズが楽しいよ、と心から思ったりしています。

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ISO3200、SS1/800、Classic Chrome

サークルゴーストに関しては「Asahi Opt. Super-Takumar 28mm F3.5」(※2)の右に出るレンズはないと思っているのですが、このレンズも円状にそして意外と輪郭がはっきりしたゴーストが出るようです。 そして、明るい街燈に負けず信号機の描写が潰れてしまっていないのは大したものです。

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ISO3200、SS1/85、Classic Chrome

家の近くまで戻って来ましたが、気が付けば1時間半ほどプラプラしていたようです。
そうなんです、周りが見えなくなるのが私のいけないところなんです・・・。 ま、すっかり暗くなって周りが見えにくくなって来ましたので、本日の散歩はおしまいということにいたします。

※1・※2について興味がある方は、以下の記事を参照して下さいませ。fuchigraphy.hatenablog.com